お城巡りで知っておくと楽しめるお城の構造

お城巡りには実は気付いていないともったいない事がたくさん!

当時の状況を思い浮かべながらお城を巡ればもっと楽しめるので
知っておくと楽しい基礎知識をまとめてみました。

初めてのお城巡り、ちょっとお城に興味がある方は参考にしてみて下さい。

お城と天守の違い

お城巡りあるあるですが。

『お城=天守』

と思われる方が多いのですね。

天守というのはお城の中にある建物の一つなのです。

『天守をもつお城』『天守をもたないお城』と表現されることもあります。

そもそもお城とは戦いの時に攻め入る敵から守るための施設。

天守は最終的に籠城したり戦いの設備もありますが
戦国時代が終わると権力の象徴も兼ねている部分もあります。

有名なところでは、
松本城の天守群の中にとても目立つ赤い手すりがある
月見櫓(つきみやぐら)とその後ろの辰巳附櫓(たつみつけやぐら)。

この二つ天守は戦国時代が終わり江戸時代の始まりに造られたもので、
矢狭間などの武装設備がなく名の通りお月見をするために造られた天守となります。

お城の構造

お城には戦いの時に敵の侵入を効率よく防ぐ構造がたくさんあります。

空堀(からぼり):敵の侵入を防ぐ堀。水の入った水堀もあるが山地では水が確保できないのでほとんどが空堀であった。堀の断面がV字になっているものを薬研堀、底が平らになっているものを箱堀と呼びます。薬研堀は掘る土の量が少なく底が狭いので落ちると身動きが取れなくなり攻撃しやすい。幅が4~5mほどあり堀の内側には柵や城兵が待ち構えているため突破するのがかなり困難となる。

堀切(ほりきり):尾根を空堀の薬研堀で断ち切り敵の侵入を防ぐ。

切岸(きりぎし):緩やかな斜面を人工的に削ることで断崖を作り出し敵の侵入を防ぐ。

竪堀(たてぼり):山腹を上下に掘られた堀。斜面を横に移動する敵を防ぐ。

曲輪(くるわ):攻めてくる敵の数を減らすため設けられた平場。削平地とも言います。

虎口(こぐち):曲輪の出入り口に設けられる狭い門。攻めて来る敵の速度を落とします。

土塁(どるい):土を積み上げて防御する為に造られた土手。その上に立って戦う事もある。

天守とは

戦が行われる時には、
その高さを生かして広範囲を見渡し敵の状況を把握
そこから指令を出すこともあったそうです。

天守の壁には小窓が設けられそこから弓や鉄砲での攻撃。

戦が無い時は、武器を保管する倉庫の役割も果たしていました。

また天守はお城の中でも一番目立つ建物だったため
自身の権力を表すために建てられたものもありました。

現存し見学ができる天守

天守があるお城で現在でも保存され見学ができるお城が12天守あり、
これらを『現存12天守』と呼びます。

  1. 弘前城 (青森県)
  2. 松本城 (長野県)
  3. 丸岡城 (福井県)
  4. 犬山城 (愛知県)
  5. 彦根城 (滋賀県)
  6. 姫路城 (兵庫県)
  7. 松江城 (島根県)
  8. 備中松本城 (岡山県)
  9. 丸亀城 (香川県)
  10. 松山城 (愛媛県)
  11. 宇和島城 (愛媛県)
  12. 高知城 (高知県)

白い天守と黒い天守の違い

白い漆喰で塗りあげられた天守と
黒い漆喰で塗り上げられた天守があります。

これには諸説ありますが白い天守は徳川派、
黒い天守は豊臣派と言われています。

天守の中には何がある?

戦場の中心となる天守には小窓がいくつもあり、
そこから鉄砲や矢を出して攻撃したり(鉄砲狭間、矢狭間)。

一階の床を石垣より広く取り、
出来た隙間から石垣を登って攻め込む敵に石や鉄砲で攻撃したり(石落とし)。

沢山の武器をしまっておける棚。

籠城戦になった時のために、厠や井戸もあります。

石垣の構造と石積みとの違い

野面積み:自然の石をそのまま使用。隙間が多いため排水に優れていますが敵が登りやすく施工が難しい。

打込ハギ:積みやすいように角を取った石で作られる。隙間が出来るので間詰石を入れる。

切込ハギ:四角に加工し隙間なく積み上げる構造。隙間がほとんどない為、見た目は美しいが排水は適していない。

お城の事を調べていると石垣と石積みという言葉が出てきます。
石垣とは敵の侵入を防ぐためのもので切岸や土塁と同じようなものです。
石積みは崩れやすい斜面などを石を積んで補強することを言います。

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